前書き) マジで夢でよかった。シュール・・・かな?/短い/ 学校のベランダで・・・ 教室内が騒がしかったので、ベランダに出てみると 人だかりが出来ていた。 良く見ると、鈴木先生がベランダの手すりの外に出ている。 鈴木先生はいつも黒ぶちメガネの数学の先生だ。 向こう側にも少し溝があったはずだから、 そこに足を引っ掛けているのだろうけど、 ここは十階だし危ないなあと思い 「先生ー危ないよー」 と言うと、鈴木先生が私に気がつき、 「そういえば小林のクラス、この前調理自習でカレー作ってたよな? あれまだあるか?」 と聞いてきた。 「作りましたけど、一ヶ月前の話ですよ。 あるわけないじゃないですか」 軽く笑い流していると、後ろから 「あるよー」 振り返ると、担任の白石先生が右手にカレーを持って現れた。 左手には竹刀を持って、この寒いに赤いタンクトップを着ている。 私は不思議に思い、 「そのカレー、一体何処から持ってきたんですかー?」 白石先生に聞いてみた。 「なに言ってるんだ、一ヶ月前にお前が持ってきたじゃないかー」 「えっ!食べてなかったんですかー!?」 軽くショックを受けている間に鈴木先生がカレーを食べていた。 「せんせー!!?カレー腐ってないですか??!」 私はビックリして聞いたが、鈴木先生は優しく笑い 「うーん、大丈夫な味じゃないけど良いんだよ 最後に何か食べたかったから。それじゃあ、さようなら」 「おう!今までお疲れさま」 呆けている私の横で白石先生がそう言うと、 鈴木先生は手擦りから手を離し、笑いながら消えていった。 何があったか理解できなかったが、しばらく間を置いて ドス っと聞こえて初めて鈴木先生は落ちたんだな、と思う。 白石先生は笑顔である。 一体鈴木先生はどうなったんだろう? 気にはなったが、私は怖くて手擦りに触ることすらできずにいた。 すると、近くにいた伊藤ちゃんが急に動き出して 手擦りの上によじ登って座り。 「あは、潰れてるねー」 と笑っていった。 「小林も来なよー、良く見えるよー」 伊藤ちゃんはそう言ったが、私は怖くて動けない。 私が動かないのを見て伊藤ちゃんはつまんなそうに反り返り、 手擦りのこちら側に移ろうとした。 その瞬間、手擦りがグラット後ろに傾き 笑顔だった彼女の顔が引きつって、手は何か掴もうと動くが 座った体制からは難しく、手は空を掴む。 スローモーションで伊藤ちゃんは落ちていく。 ホントに小さい声で「嫌だ」と伊藤ちゃんはいった。 −ここでおしまい・・と言うか飛び起きた。 後書き)) これは4月9日に見た夢です。 赤いタンクトップマッチョの白石先生はたまに出てくる 夢の中の住民さん。 ただ、伊藤ちゃん(仮名)はマジで友達だから、泣きそうになった。ごめんね。 最後まで読んでくれた人ありがとうございました。 |